天保通寶類
天保通寶 本座長郭
銅母銭 面

幕府指導の下、天保6年
6月15日をもつて、金座
掛かりで鋳造が開始された。
鋳型の変更が幾度か
繰り返された。
以下に載せる
長郭・細郭・広郭・中郭
が金座直轄の銭座で鋳造
したものに充てている。
(方泉處11号から)

天保6年(1835)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
3−1番
天保通寶 本座長郭
銅母銭 背

面の郭が細く、縦長の長方形
である。
天字は中心より右寄りである。
裏面には金座初代
橋本庄三郎光次の花押が
がある。

縦径    50.2mm
横径   33.1mm
銭文径  42.0mm
厚さ     2.7mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
3−1番
天保通寶 本座長郭
通用銭 未使用 面

面の郭が細く、
縦長の長方形である。
文字も全体に縦長で
天字は中心より右寄り
である。

天保6年(1835)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
3−2番
天保通寶 本座長郭
通用銭 未使用 背

通用銭の
両側面には「桐刻印」
がある。

縦径    49.6mm
横径   32.3mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.5mm
重量    19.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
3−2番
天保通寶 本座長郭
細輪 面

面の郭が細く、
縦長の長方形である。
文字も全体に縦長で
天字は中心より右寄り
である。

本銭は輪の幅が細い。
天保6年(1835)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
4番
天保通寶 本座長郭
細輪 背

縦径    49.1mm
横径   32.1mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.5mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
4番
天保通寶 本座細郭
銅母銭 面

長郭と異なり穿形ほぼ
正方形で細郭。
通字の用や寶字の貝の
横幅が広い。
當字の田字が小型。
花押も
やや小型である。

天保8年(1837年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
5−2番
天保通寶 本座細郭
銅母銭 背

天保8年から長郭から
穿形や書体を変えて
鋳造を開始した。

縦径    50.1mm
横径   33.4mm
銭文径  41.9mm
厚さ     2.7mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
5−2番
天保通寶 本座細郭
通用銭 面

長郭と異なり穿形ほぼ
正方形。通字の用や
寶字の貝の横幅が広い。
字体は整然と整っていて
癖がない。

天保8年(1837年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
5−3番
天保通寶 本座細郭
通用銭 背

天保8年(1837年)

縦径    49.5mm
横径   32.9mm
銭文径  41.2mm
厚さ     2.5mm
重量    21.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
5−3番
天保通寶 本座細郭
細輪   面

長郭と異なり穿形ほぼ
正方形。通字の用や
寶字の貝の横幅が広い。
字体は整然と整っていて
癖がない。
輪の幅が細い。
わりあい存在数は少ない。
天保8年(1837年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
6番
天保通寶 本座細郭
細輪   背

天保8年(1837年)

縦径    49.2mm
横径   32.8mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.5mm
重量    21.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
6番
天保通寶 本座中郭 面

細郭と広郭の中間の
幅の郭である。
広郭の錫母銭の内孔を
中程度に削郭したもので、
大阪の金座難波出張所
銭座での所鋳銭と
されています。
慶応2年(1866年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
7−2番
天保通寶 本座中郭 背

縦径    49.2mm
横径   32.6mm
銭文径  41.1mm
厚さ     2.5mm
重量    21.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
7−2番
天保通寶 本座中郭
 (増郭存痕)面

細郭と広郭の中間の
幅の郭である。
本銭は通用銭でも
穿郭の内側に嵌郭(増郭)
の痕跡が
多少露顕して見える。
慶応2年(1866年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
譜外
天保通寶 本座中郭
(増郭存痕) 背

縦径    48.8mm
横径   32.5mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.5mm
重量    21.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
譜外
天保通寶 本座中郭手 面

細郭と広郭の中間の
幅の郭であるが、面背郭
は「中郭」より細いことで
中郭手とは区別できるが
実際は区別がかなり
難しい。
私は背郭の太さの違い
で判別している。
慶応2年(1866年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
9−2番
天保通寶 本座中郭手 背

縦径    48.6mm
横径   32.4mm
銭文径  41.1mm
厚さ     2.6mm
重量    21.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
9−2番

天保通宝鑑識と手引
12番
では「中郭」とされている。
天保通寶 本座広郭
銅母銭(増郭存痕) 面

長郭と異なり郭が広い。
通字の用や
寶字の貝の横幅が広い。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
10−2番

天保通宝鑑識と手引
13番
天保通寶 本座広郭
銅母銭(増郭存痕) 背

長郭、細郭、中郭はいずれも
貫ざしの場合、広穿のため
収まり悪く、為に広郭に
改めた。
吹継の母銭は新たに起こして
増郭の跡はないが、普通は
殆どその痕跡のある母銭で
ある。本母銭も、
穿郭の内側に嵌郭(増郭)
の痕跡が多少露顕して
見える。


縦径    50.1mm
横径   33.2mm
銭文径  41.8mm
厚さ     2.7mm
重量    22.0g

天保通寶 本座広郭
銅母銭(増郭存痕なし) 面

長郭と異なり郭が広い。
通字の用や
寶字の貝の横幅が広い。

弘化2年(1845年)


当百銭カタログ
9番
天保通寶 本座広郭
銅母銭(増郭存痕なし) 背

長郭、細郭、中郭はいずれも
貫ざしの場合、広穿のため
収まり悪く、為に広郭に
改めた。

この新規に吹継の母銭は
増郭の跡はない。
私の感想では、
こちらのほうが存在が
少ないように感じている。
こちらの
縦径    50.1mm
横径   33.2mm
銭文径  41.9mm
厚さ     2.6mm
重量    21.6g
天保通寶 本座広郭
通用銭 面

長郭と異なり郭が広い。
通字の用や
寶字の貝の横幅が広い。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
10−3番
天保通寶 本座広郭
通用銭 背

縦径    49.2mm
横径   32.6mm
銭文径  41.1mm
厚さ     2.7mm
重量    22.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
10−3番
天保通寶 本座広郭 細輪 面

上記広郭の
輪の幅の狭いもの。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
11番
天保通寶 本座広郭 細輪 背

縦径    48.6mm
横径   32.2mm
銭文径  41.2mm
厚さ     2.4mm
重量    19.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
11番
天保通寶 本座広郭
白銅質 面
(佐渡本座写し)

色調が白銅質で白っぽい。

面背に砥石の仕上げ跡
があり、輪側が黒っぽい
という特徴がある。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
12番
天保通寶 本座広郭
白銅質 背
(佐渡本座写し)

縦径    49.0mm
横径   32.3mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.4mm
重量    19.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
12番
天保通寶 本座広郭
痩通寶 面
(岡藩鋳銭 肥天痩通)

「天」「保」の二字が太く、
「通」「寶」の二字は細い。
背面の「當」字の田画の
中の十が細いのも
特徴である。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
13番
天保通寶 本座広郭
痩通寶 背
(岡藩鋳銭 肥天痩通)

縦径    49.5mm
横径   32.5mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.7mm
重量    22.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
13番
天保通寶 本座広郭
異制 面
(秋田藩鋳銭 本座写)

旧譜では、秋田本座写
としていた。
背面の肌が粗く、銅色
も本座銭とは異なる。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
14番
天保通寶 本座広郭
異制 背
(秋田藩鋳銭 本座写)

縦径    49.1mm
横径   32.4mm
銭文径  41.3mm
厚さ     2.7mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
14番
天保通寶 本座広郭
面反郭・背含円郭 面

面の郭は反郭
(郭が内側に反る)で、
背の郭は
円郭(郭が外側に反る)
ぎみである。

弘化2年(1845年)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
15番
天保通寶 本座広郭
面反郭・背含円郭 背

縦径    49.2mm
横径   32.6mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.7mm
重量    21.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
15番
天保通寶
明治出納司銭 広郭
(吹増銭)未使用銭 面

明治新政府に設立された
貨幣司は、
慶応4年(1868年)
4月23日より
明治3年(1870年)
8月5日までに、
63,913,752枚を
鋳造した。
現在でも、掲示銭のような
「未使用銭」を多く見かける。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
譜外
天保通寶
明治出納司銭 広郭
(吹増銭)未使用銭 背

縦径    49.3mm
横径   32.4mm
銭文径  41.3mm
厚さ     2.6mm
重量    20.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
譜外
藩 鋳 銭 類
天保通寶
薩摩 横郭 面

極端な広穿で、郭は
正方形でなく横長である。
俗称「ガマ口」と呼ばれる。
面文が大きい。
背文の當百も大きい。
通字の末尾は短い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
16番
天保通寶
薩摩 横郭 背

縦径    49.4mm
横径   32.9mm
銭文径  42.0mm
厚さ     2.5mm
重量    19.6g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
16番
天保通寶
薩摩 横郭 狭冠當 面

極端な広穿で、郭は
正方形でなく横長である。
俗称「ガマ口」と呼ばれる。
面文が大きい。

當字のウ冠の幅が
上記 16番横郭より
わずかに狭い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
17番
天保通寶
薩摩 横郭 狭冠當 背

縦径    49.5mm
横径   33.0mm
銭文径  41.8mm
厚さ     2.4mm
重量    19.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
17番
天保通寶
薩摩 横郭 仰冠當 面

「當」字のウ冠が右下がり
(仰冠當)で、ツ画の
頭が草書(草点)である。
また「百」字の両柱は
下すぼまりである。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
18番
天保通寶
薩摩 横郭 仰冠當 背

縦径    49.7mm
横径   33.1mm
銭文径  42.0mm
厚さ     2.8mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
18番
天保通寶
薩摩 横長郭 面

作りも銅色も横郭と同じ
であるが、
長郭は郭が縦長の
長方形広穿である。
それに加えて本銭は、
通字の末尾は16番横画
よりも長い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
19番
天保通寶
薩摩 横長郭 背

縦径    49.4mm
横径   32.8mm
銭文径  41.8mm
厚さ     2.4mm
重量    21.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
19番
天保通寶
薩摩 横長郭 短當ツ 面

長郭は郭が縦長の
長方形広穿である。
それに加えて本銭は、
背文の「當」字の
ツ画の中央(第2画)
が短い。
通字の末尾は横画
よりも長い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
20番
天保通寶
薩摩 横長郭 短當ツ 背

縦径    49.3mm
横径   32.8mm
銭文径  41.8mm
厚さ     2.4mm
重量    19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
20番
天保通寶
薩摩 短尾通 大字 面

広郭の初期銭
通字は237番の
琉球通寶 大字広郭と同じ。
銅色は滑らかな黄色。
面背とも浅肌(浅字)。

本銭は22番短尾通 小字、
23番短尾通 異制
に比べて大字である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
21番
天保通寶
薩摩 短尾通 大字 背

縦径    49.1mm
横径   32.7mm
銭文径  41.7mm
厚さ     2.5mm
重量    22.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
21番
天保通寶
薩摩 短尾通 小字 面

広郭の初期銭
銅色は本座銭と同じで、
滑らかな黄色である。
面背ともに浅肌(浅字)。
書体は「通」字以外は
本座広郭に似ている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
22番
天保通寶
薩摩 短尾通 小字 背

縦径    49.1mm
横径   32.5mm
銭文径  41.1mm
厚さ     2.6mm
重量    21.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
22番
天保通寶
薩摩 短尾通 異制 面

広郭の初期銭
面背の肌が荒く、
銅色も他の広郭類
とは異なる。
また、當字ツの第一画が
突き出ており長い。

存在数は少ない。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
23番
天保通寶
薩摩 短尾通 異制 背

縦径    49.1mm
横径   32.4mm
銭文径  41.6mm
厚さ     2.6mm
重量    21.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
23番
天保通寶
薩摩 美制 面

広郭の中期銭
薩摩の中で存在量が
最も多い。
長尾通である。
銅色は本座銭と同じで、
滑らかな黄色である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
24番
天保通寶
薩摩 美制 背

縦径    49.1mm
横径   32.7mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.5mm
重量    20.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
24番
天保通寶
薩摩 美制 白銅質 面

銅色は本座銭と同じで、
普通滑らかな黄色であるが、
本銭は白銅質である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
24番
天保通寶
薩摩 美制 白銅質 背

縦径    49.2mm
横径   32.5mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.8mm
重量    23.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
24番
天保通寶
薩摩 濶字 面

長尾通で美制と酷似するが、
保字の口画や横引きが
異なり(横引きの頭の
打込みと末尾にメリハリが
ある)、
通字も全体に横広で、
シンニュウの二画の頭の
角度も異なっている。
(チャク頭の俯しかたがより
急角度である)。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
25番
天保通寶
薩摩 濶字 背

縦径    49.1mm
横径   32.7mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.3mm
重量    18.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
25番
天保通寶
薩摩 濶字手 背異 面

長尾通で美制と酷似する
が、保字の口画や横引きが
異なり通字も全体に横広で
シンニュウの二画の角度も
異なる(これは濶字)。
本銭は通字はむしろ美制
に近いが、保字が濶字と
同じなので、濶字手とした。

また背の花押が濶字と
異なる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
26番
天保通寶
薩摩 濶字手 背異 背

縦径    49.0mm
横径   32.5mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.7mm
重量    23.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
26番
天保通寶
薩摩 濶字手 十當進 面

當字田画の十が進む。
(十の柱が左に寄る)

通字はむしろ美制に近いが、
保字が25番濶字と同じ
なので濶字手とした。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
27番
天保通寶
薩摩 濶字手 十當進 背


縦径    49.2mm
横径   32.6mm
銭文径  41.3mm
厚さ     3.0mm
重量    26.8g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
27番

天保通寶
薩摩 深字離足寶 面

深字の類は平地が深いの
が特徴で、広郭の後期銭と
考えられる。

短尾通である。
離足寶、不草ツで゛
保字はロ画が退く。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
28番
天保通寶
薩摩 深字離足寶 背

縦径    49.1mm
横径   32.7mm
銭文径  41.6mm
厚さ     2.7mm
重量    20.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
28番
天保通寶
薩摩 深字離足寶大通 面

本品も離足寶、不草ツ
であるが、
文字全体が大きく、
通字用画が横広である。

保字はロ画が退く。

當字は、不草点で短い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
29番
天保通寶
薩摩 深字離足寶大通 背

縦径    49.2mm
横径   32.8mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.8mm
重量    21.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
29番
天保通寶
薩摩 深字離足寶大通手 面

深字の類は平地が深いの
が特徴で、広郭の後期銭と
考えられる。

前品29番の
深字離足寶大通よりも、
保字と通字が小さく、
當字のツ点は大きぃ。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
31番
天保通寶
薩摩 深字離足寶大通手 背

縦径    49.3mm
横径   32.8mm
銭文径  41.8mm
厚さ     2.6mm
重量    19.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
31番
天保通寶
薩摩 深字離足寶小頭通 面

深字の類は平地が深いの
が特徴で、広郭の後期銭
と考えられる。

前品29番の
深字離足寶大通よりも、
離足寶、當不草ツで、
通頭が小さいほか、
保字の両点が小さい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
32番
天保通寶
薩摩 深字離足寶小頭通 背

縦径    49.3mm
横径   32.6mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.3mm
重量    19.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
32番


英泉 村上英太郎著
天保通寳研究分類譜
 第一巻 原品
237番 深字小頭通 跛寶

天保通寶
薩摩 深字 美制 面

保字が若干変化しているが
美制と同じ書体である。

深字の
銅色は黄色であるが、
本銭は黒っぽい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
33番
天保通寶
薩摩 深字 美制 背

縦径    49.2mm
横径   32.7m
銭文径  41.5mm
厚さ     2.5mm
重量    19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
33番
天保通寶
薩摩 深字 濶字手 面

深字の類は平地が深いの
が特徴で、
広郭の後期銭と
考えられる。

深字の中で最も深字である。

當字の冠が狭く俯す。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
40番
天保通寶
薩摩 深字 濶字手 背

縦径    49.4mm
横径   32.5mm
銭文径  41.6mm
厚さ     2.6mm
重量    19.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
40番
天保通寶
福岡 離郭 面
「小型桐極印」

福岡離郭は本座銭に
比べて郭が小さく、
かつ「保」字と
「通」字が郭から離れて
いる。
背面の「百」字の一画の
横引きが俯し、白画の
最終画が狭く、下すぼみ
となっている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
41番
天保通寶
福岡 離郭 背

縦径    49.4mm
横径   32.7mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.5mm
重量    21.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
41番


福岡離郭に普通に
見られる「小型桐極印」。
天保通寶
福岡 離郭 面
「玉持極印」

福岡離郭は本座銭に
比べて郭が小さく、
かつ「保」字と
「通」字が郭から離れて
いる。
背面の「百」字の一画の
横引きが俯し、白画の
最終画が狭く、下すぼみ
となっている。


瓜生有伸編
当百銭カタログ
離郭(玉持極印)
32番
天保通寶
福岡 離郭 背
「玉持極印」

縦径    49.4mm
横径   32.5mm
銭文径  41.4mm
厚さ     3.0mm
重量    25.4g


瓜生有伸編
当百銭カタログ

32番

離郭(玉持極印)


福岡離郭に時折
見られる「玉持極印」。
天保通寶
福岡 離郭 細輪 面

福岡離郭は本座銭に
比べて郭が小さく、
かつ「保」字と
「通」字が郭から離れて
いる。
背面の「百」字の一画の
横引きが俯し、白画の
最終画が狭く、下すぼみ。

本銭は細輪で広郭である。
また相当肉厚である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
42番
天保通寶
福岡 離郭 細輪 背

縦径    48.8mm
横径   32.2mm
銭文径  41.3mm
厚さ     3.0mm
重量    26.0g

福岡離郭の「玉持極印」
ではと見たが違っていて、
六角形の花弁のような形が
面白いので撮影しました。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
42番
天保通寶
福岡 離郭 濶縁 面

福岡離郭は本座銭に
比べて郭が小さく、
かつ「保」字と
「通」字が郭から離れている。
背面の「百」字の一画の
横引きが俯し、白画の
最終画が狭く、下すぼみ。

本銭は濶縁、小字である。

私にとっては珍品である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
44番
天保通寶

福岡 離郭 濶縁 背

縦径    49.3mm
横径    32.3mm
銭文径   41.7mm
厚さ      2.6mm
重量     22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
44番
天保通寶
福岡 離郭 正百(爪百) 面

背面の「百」字一画の
横引きが水平で、かつ、
先端の打込みと末尾の
筆止まりがはっきりしている。

つまり打込みに爪がある。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
45番
天保通寶
福岡 離郭 正百(爪百) 背

縦径    49.5mm
横径    32.4mm
銭文径   42.2mm
厚さ      2.2mm
重量     19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
45番
天保通寶
高知 額輪 面

高知藩鋳銭は額輪
(輪と郭の高さが面文より
高い特徴を示す)である。
製作は劣り、軽量小型で、
鋳溜まりも多い。
掲示した本銭は赤味を
帯びた品であるが、黄色味
を帯びているものが多い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
48番
天保通寶
高知 額輪 背

縦径    48.7mm
横径   32.2mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.3mm
重量    18.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
48番
天保通寶
高知 額輪 離点保 面

高知藩鋳銭は額輪
(輪と郭の高さが面文より
高い特徴を示す)である。
製作は劣り、軽量小型。

保字の右点小点で、かつ、
離れている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
49番
天保通寶
高知 額輪 離点保 背

縦径    48.5mm
横径   32.4mm
銭文径  40.8mm
厚さ     2.2mm
重量    15.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
49番
天保通寶
高知 額輪 曲点保 面

高知藩鋳銭は額輪
(輪と郭の高さが面文より
高い特徴を示す)である。
製作は劣り、軽量小型。

保字の両点が湾曲
している。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
50番
天保通寶
高知 額輪 曲点保 背

縦径    48.6mm
横径   32.3mm
銭文径  40.5mm
厚さ     2.6mm
重量    16.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
50番
天保通寶
高知 額輪短尾通 面

48番額輪と同じであるが、
通尾が短い。


天保通寶と類似貨幣
カタログ
51番
天保通寶
高知 額輪短尾通 背

縦径    48.7mm
横径   32.8mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.6mm
重量    19.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
51番
天保通寶
高知 額輪肥郭 面

旧譜では「南部民鋳」と
されていたが、
銅色や鋳肌等が48番の
高知額輪に近い。


天保通寶と類似貨幣
カタログ
52番
天保通寶
高知 額輪肥郭 背

縦径    49.1mm
横径   32.6mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.6mm
重量    19.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
52番
萩藩(山口)鋳銭には、
「曳尾」「進二天」「縮通」
「方字」「平通」の
五系統があります。
母銭に加刀、修正が施さ
れて多様な変化が見られ
ます。

「曳尾」は太字と細字に
分けられます。
太字は特に変化が多く
見られます。


天保通寶
萩藩鋳 曳尾 面

通字のしんにゅうが長く
中間から上がる。
また花押の下端が下方に
下がる独特の形状に
なるのが曳尾の特徴
である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
54番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 背

縦径    49.6mm
横径   32.2mm
銭文径  41.3mm
厚さ     2.5mm
重量    24.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
54番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 跛天 面

通字のしんにゅうが長く
中間から上がる。
また花押の下端が下方に
下がる独特の形状に
なるのが曳尾の特徴
である。
跛天は天字の前足が短い。
ただ、本銭は初鋳の
ために極端に短くなっては
いない、後鋳ほど短くなる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
59番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 跛天 背

縦径    49.5mm
横径   32.5mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.8mm
重量    25.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
59番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 短天 面

通字のしんにゅうが長く
中間から上がる。
また花押の下端が下方に
下がる独特の形状に
なるのが曳尾の特徴
である。

短天とは天字の両足が
短い。
(天字の両ハネが短い)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
60番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 短天 背

縦径    49.5mm
横径   32.4mm
銭文径  41.2mm
厚さ     2.5mm
重量    21.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
60番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 短天
短尾通 面

短天とは天字の両足が
短い。

また曳尾類なのに、
しんにゅうの通尾が
短い。

本品は未使用に近い状態
の美品である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
63番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 短天
短尾通 背

縦径    49.9mm
横径   31.9mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.2mm
重量    18.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
63番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾 
細字 狭天 面

通字のしんにゅうが長く
中間から上がる。
また花押の下端が下方
に下がる独特の形状に
なるのが曳尾の特徴
である。

曳尾の細字の類である。
天尾が短い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
68番
天保通寶
萩藩鋳 曳尾
細字 狭天 背

縦径   49.1mm
横径   31.9mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.3mm
重量    18.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
68番
天保通寶
萩藩鋳
進二天 面

天字の二引きが左に寄る。
保字の左右二点の間隔が
広い。
寶字の配置がずれ
左に寄り、仰ぐ。
すなわち、銭文(天保通寶)
が縦に弓状に
弧を示す位置に配置する。

本銭は火中品のように
赤色に見える。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
70番
天保通寶
萩藩鋳
進二天 背

縦径    47.6mm
横径   32.1mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.4mm
重量    18.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
70番
天保通寶
萩藩鋳 方字
 白帯黄銅  面

四文字とも他に類のない
書体である。
天字は左に寄る。
保字は角ばった楷書体で、
口画が左に寄る。
通字のしんにゅうは中間
から上がる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
77番
天保通寶
萩藩鋳 方字
 白帯黄銅 背

縦径    48.8mm
横径   32.3mm
銭文径  40.5mm
厚さ     2.7mm
重量    22.0g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
77番
天保通寶
萩藩鋳
方字 細字 細郭 面

方字は面文の四文字が
端正である。
通字のしんにゅうが
中間で折れ上がる。
天字は左に寄り、保字は
角ばった楷書体で、
口画が左に寄る。
本銭は細字で郭が細い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
78番
天保通寶
萩藩鋳
方字 細字 細郭 背

縦径    48.2mm
横径   31.6mm
銭文径  40.0mm
厚さ     2.3mm
重量    16.0g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
78番
天保通寶
萩藩鋳
方字 狭二天 面

方字は面文の四文字が
端正である。

天字の二引きが短い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
81番
天保通寶
萩藩鋳
方字 狭二天 背

縦径    48.9mm
横径   32.3mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.3mm
重量    16.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
81番
天保通寶
萩藩鋳
平通 面

面背とも文字が大きく、
幅広である。
通字が際立って平たい、
こもことが銭名の理由
となっている。
郭も大きい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
83番
天保通寶
萩藩鋳
平通 背

縦径    49.9mm
横径   33.0mm
銭文径  41.1mm
厚さ     2.6mm
重量    24.6g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
83番
水戸藩鋳銭は本座広郭
を流用したグルーブと
新規母銭から造られた
二系統があります。



天保通寶
水戸 正字 面

水戸藩鋳銭で本座広郭
を流用したグルーブで、

薄い造りの軽量銭。
銅色は赤色。
美銭に乏しい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
84番
天保通寶
水戸 正字 背

縦径    48.2mm
横径   31.6mm
銭文径  40.0mm
厚さ     2.3mm
重量    16.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
84番
天保通寶
水戸 正字濶縁 面

上記84番 正字の濶縁銭
である。
正字より厚手で重いのが
特徴である。
肥字のものが多く、
書体変化は少ない。
石持ち極印が多く、
桐極印は少ない。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
85番
天保通寶
水戸 正字濶縁 背

縦径    49.1mm
横径   32.7mm
銭文径  40.0mm
厚さ     2.6mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
85番
天保通寶
水戸 正字背異 面

上記84番の正字から
枝分かれしたものの一つ。
製作は正字と同じであるが、
背の花押が特異である。

一番上の角が短い。
袋の下角が丸くなっている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
87番
天保通寶
水戸 正字背異 背

縦径    48.7mm
横径   32.3mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.4mm
重量    19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
87番
天保通寶
水戸 正字背異
肥天保 面

製作は正字と同じであるが、
背の花押が特異である。
一番上の角が短い。
袋の下角が丸くなっている。

天保の二字が太字である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
88番
天保通寶
水戸 正字背異
肥天保 背

縦径    48.8mm
横径   32.2mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.6mm
重量    21.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
88番
天保通寶
水戸 正字背異
反足寶 面

上記87番の正字背異から
分かれしたものの一つ。
寶字貝画の前足が
跳ね上がる。
天保が肥字であるほか
當字ツの後点も肥字
である。
天保通寶と類似貨幣
カタログ
89番
天保通寶
水戸 正字背異
反足寶 背

縦径    48.4mm
横径   32.2mm
銭文径  40.1mm
厚さ     2.8mm
重量    23.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
89番
天保通寶
水戸 正字背異
反足寶 小様 面

上記87番の正字背異から
分かれしたものの一つ。
寶字貝画の前足が
跳ね上がる。
天保が肥字であるほか
當字ツの後点も肥字
である。

本銭は上記89番の小様銭

天保通寶と類似貨幣
カタログ
90番
天保通寶
水戸 正字背異
反足寶 小様 背

縦径    48.3mm
横径   31.7mm
銭文径  40.0mm
厚さ     2.8mm
重量    22.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
90番
天保通寶
水戸 繊字 面

上記87番の正字背異から
分かれしたものだが、
文字は際立って細い。
繊字の名前で親しまれて
いるが、
正しくは正字背異繊字
である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
92番
天保通寶
水戸 繊字 背

縦径    48.1mm
横径   32.0mm
銭文径  40.4mm
厚さ     2.4mm
重量    19.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
92番
天保通寶
水戸 繊字 俯冠當 面

文字は際立って細い
92番の繊字であるが、
當字の冠が湾曲して、
しかも俯し気味である。
ツ点の左右の点が極端に
小さい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
94番
天保通寶
水戸 繊字 俯冠當 背

縦径    48.1mm
横径   32.0mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.2mm
重量    17.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
94番
天保通寶
水戸 背異替 面
(正字 花押異 )

水戸藩鋳銭で本座広郭
を流用したグルーブでなく、
本銭は、新規母銭から
鋳造したグループに
属している。
本銭は石持ち極印打ち
である。
花押の尾部先端
が丸い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
95番
天保通寶
水戸 背異替 背
(正字 花押異 )

縦径    48.2mm
横径   32.1mm
銭文径  40.5mm
厚さ     2.9mm
重量    25.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
95番
天保通寶
水戸 背異替濶縁 面
(正字 花押異 濶縁)

水戸藩鋳銭で本座広郭
を流用したグルーブでなく、
本銭は、新規母銭から
鋳造したグループに
属している。

花押は会津濶縁と同じ
であるが、当銭よりも厚く、
銅色は赤みのある黄色を
している。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
96番
天保通寶
水戸 背異替濶縁 背
(正字 花押異 濶縁)

縦径    48.8mm
横径   32.7mm
銭文径  40.5mm
厚さ     2.2mm
重量    16.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
96番
天保通寶
水戸 接郭 面

本座銭を刔輪して流用
したため、文字が輪から
離れ郭に寄って見える。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
97番
天保通寶
水戸 接郭 背
 
縦径    49.3mm
横径   33.1mm
銭文径  39.7mm
厚さ     2.5mm
重量    18.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
97番
天保通寶
水戸 接郭 弱刔輪 面

本座銭を刔輪して流用
したため、文字が輪から
離れ郭に寄って見える

接郭の書体であり、
濶縁でやや大様のもの。
刔輪の程度が少ないもの。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
98番
天保通寶
水戸 接郭 弱刔輪 背
 
縦径    49.6mm
横径   33.5mm
銭文径  39.8mm
厚さ     2.8mm
重量    23.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
98番
天保通寶
水戸 接郭 俯頭通 面

本座銭を刔輪して流用
したため、文字が輪から
離れ郭に寄って見える。

接郭よりもマ頭が俯す。
接郭俯頭通は寶字の
前足が短い。
通字の用画の後柱が
細い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
100番
天保通寶
水戸 接郭 俯頭通 面

縦径    48.2mm
横径   33.1mm
銭文径  39.7mm
厚さ     2.3mm
重量    18.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ 100番
天保通寶
水戸 接郭 俯頭通
跛寶 面

本座銭を刔輪して流用
したため、文字が輪から
離れ郭に寄って見える。

接郭よりもマ頭が俯す。
接郭俯頭通は寶字の
前足が短いが、
本銭はこれよりも
太く長い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
101番
天保通寶
水戸 接郭 俯頭通
跛寶 背

縦径    49.0mm
横径   33.0mm
銭文径  39.7mm
厚さ     2.6mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ 101番

英泉 村上英太郎著
天保通寳研究分類譜
 第二巻 原品
559番 接郭跛宝
天保通寶
水戸 大字 面

水戸藩鋳銭で本座広郭
を流用したグルーブでなく、
本銭は、新規母銭から
鋳造したグループに
属している。

大字の名前の通り文字
が大きく、特に通字の
用画と寶字の貝画が横広
で大きい。
保字の左点が
外側に曲がり長い。
當字のツ点が冠に接する。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
102番
天保通寶
水戸 大字 背

縦径    49.2mm
横径   32.9mm
銭文径  40.9mm
厚さ     2.8mm
重量    22.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
102番
天保通寶
水戸 大字 狭田 面

大字の名前の通り文字が
大きく、特に通字の用画と
寶字の貝画が横広で
大きい。保字の左点が
外側に曲がり長い。
當字のツ点が冠に接する。

當画の横幅の下辺が
上記102番大字より狭い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
103番
天保通寶
水戸 大字 狭田 背

縦径    49.3mm
横径   33.0mm
銭文径  41.2mm
厚さ     2.6mm
重量    19.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
103番
天保通寶
水戸 大字 短点保  面

上記の大字、大字 狭田
とは逆に保字の左点が
内側に曲がり短く、

文字全体に太細が
見られる。

當字のツ点も左右の二点
が冠から離れる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
104番
天保通寶
水戸 大字 短点保  背

縦径    49.3mm
横径   32.8mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.9mm
重量    24.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
104番
天保通寶
水戸 大字短点寶
小頭通 面

大字とは逆に保字の左点
が内側に曲がり短い。
文字全体に太細いが見ら
れる。當字のツ点は左右の
二点が冠から離れる。
通字のマ頭が小さい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
106番
天保通寶
水戸 大字短点寶
小頭通 背

縦径   49.4mm
横径   33.9mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.7mm
重量    21.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
106番
天保通寶
水戸 濶字退寶 面

全体に文字が太く、独特な
書風をしている。
寶字は退き、通頭が長く
前に突き出る。
花押は頭の横引きが
大きい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
107番
天保通寶
水戸 濶字退寶 背

縦径    49.7mm
横径   33.5mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.7mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
107番
天保通寶
水戸 短足寶 面

寶足が丸みを帯びて短い。
通字シンニュウの頭点
は横向きである。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
108番
天保通寶
水戸 短足寶 背

縦径    49.4mm
横径   33.2mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.6mm
重量    21.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
108番
天保通寶
水戸 深字 面

軽量銭である。
文字は、小文字で深彫り。
右下がりの寶冠は
際立った特徴である。

背の當字は、隔輪気味。
郭が細めも特徴の一つ。

天保通寶と類似貨幣
カタログの記載には
「石持ち極印のみ」とある
が、私は桐極印も
確認している。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
112番
天保通寶
水戸 深字 背

縦径    48.5mm
横径   32.9mm
銭文径  40.0mm
厚さ     2.5mm
重量    17.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
112番
天保通寶
仙台 長足寶 小様 面
(広郭 刔輪 長足寶)

仙台藩鋳銭はいずれも
細かいぽつぽつがある
独特な地肌をしている。
このような谷の特徴を俗に
「魚子(ななこ)地」と称して
いる。

旧譜では刔輪としている
が、刔輪は外輪でなく、
内輪を削ることなので
小様とした。
( 天保通寶と類似貨カタログ)

寶字の前足が長く輪に
接する。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
116番
天保通寶
仙台 長足寶 小様 面
(広郭 刔輪 長足寶)

縦径   48.5mm
横径   32.7mm
銭文径  39.9mm
厚さ     2.3mm
重量    17.9g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
116番

小生所持の天保通寶の
  なかでは最も貴重品である。
する
天保通寶
会津 (正字)濶縁 面

会津濶縁は本座銭を覆輪
しており、文字や郭は
水戸花押異濶縁と同じ
であるがこれよりは厚い。
銅色は黄色っぽい赤色。
肌に小さなぽつぽつ
がある。
(会津藩銭の特徴)
会津濶縁と呼ばれている
が、会津正字濶縁と
呼んでもおかしくはない。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
118番
天保通寶 
会津 (正字)濶縁 背

縦径   48.5mm
横径   32.7mm
銭文径  39.6mm
厚さ     2.7mm
重量    19.8g



天保通寶と類似貨幣
カタログ
118番
天保通寶
会津濶縁 再覆輪 面


この品は、118番の
会津濶縁銭に
覆輪したものである。
したがって私見ではあるが、
「会津濶縁 覆輪」という
銭名でもよいのでは
なかろうか。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
119番
天保通寶 
会津濶縁 再覆輪 背

縦径   49.5mm
横径   33.3mm
銭文径  39.7mm
厚さ     2.8mm
重量    23.4g



天保通寶と類似貨幣
カタログ
119番
天保通寶
会津長貝寶 面

保字の口画が横長。
寶字貝画は狭長。
会津藩鋳銭の小さな
ぽつぽつある肌である。

本銭と次掲の短貝寶は
新規母銭で鋳銭された。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
121番
天保通寶
会津長貝寶 背

縦径   48.9mm
横径   32.4mm
銭文径  40.3mm
厚さ    2.7mm
重量    20.4g


天保通宝鑑識と手引
52番


天保通寶と類似貨幣
カタログ
121番
天保通寶
会津短貝寶 面

寶字貝字が短く広い。
當字の冠の幅も狭い。
赤みがあり、肌に小さな
ぽつぽつがある
(会津藩鋳銭の特徴)



天保通寶と類似貨幣
カタログ
122番
天保通寶
会津短貝寶 背

縦径   49.2mm
横径   32.9mm
銭文径  40.3mm
厚さ    2.7mm
重量    24.0g


天保通宝鑑識と手引
53番


天保通寶と類似貨幣
カタログ
122番
天保通寶
秋田広長郭 面

銅色は、少し黒味がかった
独特の赤銅色をしている。
花押が大型である。
(秋田藩鋳銭の特徴)

面郭が縦長の長方形を
した広郭である。
文字も縦長で、背の花押
が特に大きい。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
131番
天保通寶
秋田広長郭 背

縦径   49.5mm
横径   32.6mm
銭文径  41.5mm
厚さ    2.6mm
重量    19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
131番
天保通寶
秋田細郭 面

面郭が正方形で細い。
(細郭の特徴)

銅色は黄味である。

花押が大型である。
(秋田藩鋳銭の特徴)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
132番
天保通寶
秋田細郭 背

縦径   48.6mm
横径   32.3mm
銭文径  41.0mm
厚さ    2.8mm
重量    19.4mm

天保通寶と類似貨幣
カタログ
132番
天保通寶
秋田細郭 背長郭 面

面郭が正方形で細い。
(細郭の特徴)

背長郭である。

銅色は黄色に
赤みをさしている。
花押が大型である。
(秋田藩鋳銭の特徴)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
133番
天保通寶
秋田細郭 背長郭 背

縦径   48.7mm
横径   32.3mm
銭文径  41.2mm
厚さ    2.6mm
重量    18.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
133番
天保通寶
秋田広郭 面

面郭、背郭共に広郭で
ある。

銅色は、少し黒味がかった
独特の赤銅色をしている。
花押が大型である。
(秋田藩鋳銭の特徴)

天保通寶と類似貨幣
カタログ
135番
天保通寶
 秋田広郭 背

縦径   49.4mm
横径   32.6mm
銭文径  41.3mm
厚さ    2.5mm
重量    19.4g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
135番

天保通宝鑑識と手引
56番
天保通寶
南部 銅山手 面

南部銭は新規母銭による
もので、
通字のシンニュウの先端
に爪のあるのが
特徴である。

通字の用画が大きく、
寶字は逆に縮んでいる。
盛岡銅山當百文の
通字に似ているところから
銅山手の名がある。
地元では中字と呼ばれて
いる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
137番
天保通寶
南部 銅山手 背

縦径   48.5mm
横径   32.4mm
銭文径  40.5mm
厚さ     2.3mm
重量    20.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
137番
天保通寶
南部 大字 面

南部銭は新規母銭による
もので、
通字のシンニュウの先端に
爪のあるのが特徴である。

天字、保字、花押が特大。
銅色は、黒味のある赤色、
赤褐色のもの、赤銅
のものまで種々あり
一定していない。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
139番
天保通寶
南部 大字 背

縦径    48.0mm
横径    32.0mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.3mm
重量    17.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
139番
浄法寺飛鳥鋳

南部銅山手写し
(仕立て銭) 面

浄法寺飛鳥
(岩手県二戸郡飛鳥町)鋳
で南部銅山手を鋳写した
もので、「通」字、「寶」字の
特徴がこれと同じである。
荒いやすり目で雑な
仕上げ。
銅色は、やや赤銅質なが
ら硬さを感じる。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
145番
浄法寺飛鳥鋳

南部銅山手写し
(仕立て銭) 背

縦径   47.9mm
横径   31.5mm
銭文径  40.5mm
厚さ    2.5mm
重量    22.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
145番
浄法寺飛鳥鋳

南部大字写し
(仕立て銭) 面

浄法寺飛鳥
(岩手県二戸郡飛鳥町)鋳
で南部大字を鋳写した
もので、「通」字、「寶」字の
特徴がこれと同じである。
銅色は、やや赤銅質。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
147番
浄法寺飛鳥鋳

南部大字写し
(仕立て銭) 背

縦径   48.8mm
横径   32.0mm
銭文径  40.8mm
厚さ    2.6mm
重量    21.0g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
147番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手
直写し 面

「長郭手」とは、本座の
「長郭」を母型として各種の
手法を用いて転用されてい
る不知銭の類を指します。

本銭は本座長郭銭を
そのまま鋳写ししたもの
です。
本銭は鋳縮みのため
銭文径は41.0mm以下
となります。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
159番
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手
直写し 背

縦径   48.5mm
横径   31.7mm
銭文径  40.9mm
厚さ    2.4mm
重量    21.4g


天保通寶と類似貨幣
カタログ
159番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手
覆輪 面

「長郭手」とは、本座の
「長郭」を母型として各種の
手法を用いて転用されてい
る不知銭の類を指します。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
161番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手
覆輪 背

縦径   48.4mm
横径   32.1mm
銭文径  41.1mm
厚さ    2.7mm
重量    22.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
161番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手(細輪・小様) 面

「長郭手」とは、本座の
「長郭」を母型として各種の
手法を用いて転用されてい
る不知銭の類を指します。

天保通宝 琉球通宝
当百銭カタログ
(瓜生有伸 編)
長郭手(細輪・小様)
193番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
長郭手(細輪・小様) 背

縦径   48.6mm
横径   31.7mm
銭文径  41.4mm
厚さ    2.4mm
重量    19.2g


天保通宝 琉球通宝
当百銭カタログ
(瓜生有伸 編)
長郭手(細輪・小様)
193番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
細郭手
直写し 面

「細郭手」とは、本座の
「細郭」を母型として各種の
手法を用いて転用されてい
る不知銭の類を指します。

本銭は本座細郭銭を
そのまま鋳写ししたもの
です。
本銭は鋳縮みのため
銭文径は41.0mm以下
となります。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
201番
天保通寶
鋳所不明銭(不知銭)
細郭手
直写し 背

縦径   48.0mm
横径   32.0mm
銭文径  40.5mm
厚さ    2.5mm
重量    20.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
201番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字狭貝寶 面

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
大きいことから呼称されて
いる。

「寶足」の開きが狭い。
「貝画」が狭い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
230番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字狭貝寶 背

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
大きいことから呼称されて
いる。

縦径   49.3mm
横径   33.0mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.5mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
230番


琉球通寶、半朱の類は、
左右の側面には「サ」字
極印が通常である。
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字宏貝寶 面

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
大きいことから呼称されて
いる。

「琉」字の跳ねが長い。
「寶足」の開きが広い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
231番


天保通宝 琉球通宝
当百銭カタログ
(瓜生有伸 編)
琉球通宝銭(大字)
長尾琉宏足宝
5番

薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字宏貝寶 背

縦径   49.6mm
横径   33.1mm
銭文径  40.8mm
厚さ     2.8mm
重量    20.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
231番

琉球通寶、半朱の類は、
左右の側面には「サ」字
極印が通常である。
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字大頭通 面

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
大きいことから呼称されて
いる。

本銭は通字のマ頭が
大きい。
當字が郭に接近している。

琉球通寶、半朱の類は、
左右の側面には「サ」字
極印が通常である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
232番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字大頭通 背

縦径   49.3mm
横径   33.1mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.8mm
重量    23.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
232番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字短尾球 面

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
大きいことから呼称されて
いる。

球字の最終画の跳ねが
短く太い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
236番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字短尾球 背

縦径   49.2mm
横径   32.9mm
銭文径  40.7mm
厚さ     2.3mm
重量    17.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
236番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字広郭  面

文久2(1862年)

文字は雄大である。
琉球通寶の中ではこの銭種
のみが広郭。
製作が、
21番 薩摩短尾通大字
(薩摩広郭浅字)
に似ている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
237番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
大字広郭  背

縦径   49.4mm
横径   33.1mm
銭文径  40.3mm
厚さ     2.8mm
重量    23.4g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
237番
 薩摩藩鋳銭

琉球通宝
大字中郭 広穿 面

文久2(1862年)

文字は雄大である。
琉球通寶の中ではこの銭種
のみが広郭。
広郭の類だが、郭は少し細く
内孔が広い。

瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(大字銭)
17番
薩摩藩鋳銭

琉球通宝
大字中郭 広穿 面

文久2(1862年)

縦径   49.8mm
横径   33.4mm
銭文径  41.5mm
厚さ     2.6mm
重量    25.2g


全くの私見だが、上記
の237番大字広郭の
仕上げ作業時に穿内の
鑢かけが強すぎたために、
少しだけ広穿になったよう
に観察した。
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字  面

文久2(1862年)

大字は、面文の書体が
中程度
なことから呼称されている。

中字類は琉球當百銭の
うち、最も多く存在して
いる。
他の大字、小字に比べて
比較的美制である。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
238番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字  背

縦径   49.7mm
横径   33.2mm
銭文径  41.2mm
厚さ     3.0mm
重量    23.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
238番

 

薩摩藩鋳銭
は、大字、中字、小字
と半朱まで極印は
「サ」極印である。

 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 背手形印  面

文久2(1862年)

背輪の上面に「乎」字極印、
背輪の下面に
「形」字極印が打たれている。

天保通寶と類似貨幣
カタログ 242番


瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
背印(乎形印打)
30番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 背手形印  背

文久2(1862年)

背輪の上面に「乎」字
の極印、背輪の下面に
「形」の極印が打たれている。

縦径   49.9mm
横径   33.1mm
銭文径  40.8mm
厚さ     2.5mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ 242番


瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
背印(乎形印打)
30番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 爪求   面

文久2(1862年)

書体は通寶の二字が
小さく當百の二字は
大きい。
球字、通字の打ち込みに
特徴がある。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
245番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 爪求    背

縦径   49.3mm
横径   32.7mm
銭文径  40.9mm
厚さ     2.5mm
重量    16.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
245番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 爪求 筍柱  面

文久2(1862年)

球字、通字の打ち込みに
特徴がある。

球字の求柱が筍(シュン)
たけのこのように
上に行くほど細くなる。

琉字9〜11画の打込み
にも特徴があり、
先端が丸い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
250番


瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
長柱求
28番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
中字 爪求 筍柱  背

文久2(1862年)

縦径   49.4mm
横径   32.3mm
銭文径  41.0mm
厚さ     2.5mm
重量    18.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
250番


瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
長柱求
28番
薩摩藩鋳銭

琉球通宝
中字 肥尾球 十進当 面

文久2(1862年)

球字の末尾が
太くハネる。

當字の田画の
十字が前進みとなる。

瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
肥尾球十進当
26番
薩摩藩鋳銭

琉球通宝
中字 肥尾球 十進当 背

文久2(1862年)

縦径   49.6mm
横径   33.4mm
銭文径  41.0mm
厚さ     3.0mm
重量    24.2g

球字の末尾が
太くハネる。

當字の田画の
十字が前進みとなる。

瓜生有伸編
当百銭カタログ
琉球通宝銭(中字銭)
肥尾球十進当
26番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
小字 長足寶  面

文久2(1862年)

小字は書体の文字は面背
とも小さい、通頭が
小さい。

寶足が長い。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
253番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
小字 長足寶  背

縦径   48.9mm
横径   32.8mm
銭文径  39.0mm
厚さ     2.0mm
重量    13.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
253番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
小字 狭足寶  面

文久2(1862年)

小字は書体の文字は面背
とも小さい、通頭が
小さい。

寶足が細長く伸び、後足が
削字されて「びっこ」に
見える。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
254番
 薩摩藩鋳銭

琉球通寶
小字 狭足寶  背

縦径   49.1mm
横径   33.3mm
銭文径  39.2mm
厚さ     2.4mm
重量    19.6g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
254番
 薩摩藩鋳銭

琉球半朱 面
ヤスリ仕上げ

文久2(1862年)

本銭は当時の銭相場、
一朱が四百文であった
から、二百文通用に当てた
ものである。幕府制定の
銭一朱換当は二百五十文
であるが、当時は、
二百文に下落していた
わけである。


天保通寶と類似貨幣
カタログ
255番
 薩摩藩鋳銭

琉球半朱 背
ヤスリ仕上げ

外径    43.6mm
至輪径   32.9mm
厚さ     3.0mm
重量     32.2g

琉球半銖銭は、琉球当百銭
と同座の鋳造。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
255番
 薩摩藩鋳銭

琉球半朱 面
ロクロ仕上げ

文久2(1862年)

本銭は当時の銭相場、
一朱が四百文であった
から、二百文通用に当てた
ものである。幕府制定の
銭一朱換当は二百五十文
であるが、当時は、
二百文に下落していた
わけである。

ロクロ仕上げは細い条痕が
一定に周廻する。前掲の
ヤスリ仕上げより少ない。
細い
天保通寶と類似貨幣
カタログ
255番
 薩摩藩鋳銭

琉球半朱 背
ロクロ仕上げ

外径    43.2mm
至輪径   35.7mm
厚さ     3.6mm
重量     37.6g

琉球半銖銭は、琉球当百銭
と同座の鋳造。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
255番
玉塚天保

人の鏡(本座広郭) 面

玉塚栄次郎氏は苦労して
玉塚商会を起こした。
小僧時代に小遣いとして
得た天保通寶を貯えて
身を起こした由縁から、
晩年、既に廃貨
となっていた天保通寶
に自らの身上を打刻して
関係者に配った。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
270番
玉塚天保

人の鏡(本座広郭) 背

縦径    48.8mm
横径   32.8mm
銭文径  41.3mm
厚さ     2.4mm
重量    19.8g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
270番
玉塚天保

吾が鏡(本座広郭) 面

玉塚栄次郎氏は苦労して
玉塚商会を起こした。
小僧時代に小遣いとして
得た天保通寶を貯えて
身を起こした由縁から、
晩年、既に廃貨
となっていた天保通寶
に自らの身上を打刻して
関係者に配った。

天保通寶と類似貨幣
カタログ
272番
玉塚天保

吾が鏡(本座広郭) 背

縦径    49.1mm
横径   32.9mm
銭文径  41.4mm
厚さ     2.4mm
重量    20.2g

天保通寶と類似貨幣
カタログ
272番
寶永通寶類
寶永通寶(長冠寶) 面
(深冠ともいう。)

向かって左側の「寶」字
のウ冠の前垂れが
長い。

量目は長冠寶2.5匁、
後日にさらに量目を減ら
して短冠寶で2.3匁で
鋳造した。

当時の寛永通宝一枚の
量目は0.7匁〜0.8匁
であるから、
寛永通宝三枚(三文)強
で十文通用とした。

これでは庶民に
すこぶる不人気であり、
五代将軍の綱吉が亡く
なると間もなく、わずか
一年余で鋳造停止
となった。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 八位
 寶永通寶(長冠寶) 背
(深冠ともいう。)

(珍)は永と世の間

「近代和銭考」の記述
宝永通寶 大銭 背縁 永久
世用ノ字アリ 又珍ノ極印
アリ 宝永四丁亥年ヨリ
同五戊子年迄 京都七条ニ
於テ鋳之 一銭十銭ノ通用

鋳造された場所は、京都七条
と江戸亀戸の二説が
あるようです。
方泉處1993年4号から引用。

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

永と用の間に「珍」の刻印。
その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.5mm
内径    26.8mm
厚さ     1.4mm
重量     10.8g

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 面
(深冠ともいう。)

向かって左側の「寶」字
のウ冠の前垂れが
長い。

量目は長冠寶2.5匁、
後日にさらに量目を減ら
して短冠寶で2.3匁で
鋳造した。

当時の寛永通宝一枚の
量目は0.7匁〜0.8匁
であるから、
寛永通宝三枚(三文)強
で十文通用とした。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 背
(深冠ともいう。)

(珍)は世と久の間。

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

永〜用の字間に「珍」の刻印。
その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.1mm
内径    26.9mm
厚さ     1.4mm
重量      9.7g

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 面
(深冠ともいう。)

向かって左側の「寶」字
のウ冠の前垂れが
長い。

量目は長冠寶2.5匁、
後日にさらに量目を減ら
して短冠寶で2.3匁で
鋳造した。

当時の寛永通宝一枚の
量目は0.7匁〜0.8匁
であるから、
寛永通宝三枚(三文)強
で十文通用とした。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 背
(深冠ともいう。)

(珍)は久と用の間。

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

永〜用の字間に「珍」の刻印。
その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.6mm
内径    26.8mm
厚さ     1.1mm
重量      8.8g

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 面
(深冠ともいう。)

向かって左側の「寶」字
のウ冠の前垂れが
長い。

量目は長冠寶2.5匁、
後日にさらに量目を減ら
して短冠寶で2.3匁で
鋳造した。

当時の寛永通宝一枚の
量目は0.7匁〜0.8匁
であるから、
寛永通宝三枚(三文)強
で十文通用とした。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(長冠寶) 背
(深冠ともいう。)

(珍)は永と用の間。

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

永〜用の字間に「珍」の刻印。
その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.7mm
内径    27.9mm
厚さ     1.3mm
重量      9.4g

東洋古銭図録 八位
寶永通寶(短冠寶) 面
(浅冠ともいう。)

向かって左側の「寶」字
のウ冠の前垂れが短い。

寶永通寶の三種の中で、
存在数が長冠寶に次いで
二番目である。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 七位
寶永通寶(短冠寶) 背

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

久と用の間に「珍」の刻印。

その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.7mm
内径    27.3mm
厚さ     1.0mm
重量      7.9g


東洋古銭図録 七
寶永通寶 直永 面

長冠寶(深冠)であるが
「永」字第二画の縦の柱の
俯し方が少なくて直立に
近いように見える。

永点が後退気味。

寶永通寶の三種の中で、
存在数が最も少ない。

宝永4年(1707年)11月
〜宝永6年(1709年)1月

東洋古銭図録 三位
寶永通寶 直永 背

背縁の上下、右左に
「永久世用」の字がある。

永と世の間に「珍」の刻印。

その場所により4種に
分類する収集家もいる。

外径    37.5mm
内径    27.3mm
厚さ     1.0mm
重量      7.8g


東洋古銭図録 三位